Physical Box

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

スクワット

スクワットと一言で言っても、様々な種類があります。そのため筋力トレーニング、動作改善、ダイエットなどその人の目的に合わせてその種類を選択する必要があります。また、どのトレーニングでもフォームは非常に重要な要素となり、このスクワットでは崩れたフォームで行うことで膝や腰への負担となり怪我を誘発してしまう可能性があります。

以下ではいくつかの種類があるスクワットのなかで比較的ポピュラーなものを紹介します。

 

クォータースクワット

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◾︎ 特徴

・日常動作や競技動作に近い形でトレーニングが出来る。

・大腿前面の筋肉をメインで鍛えることができる

・広い可動域での筋活動は期待できない。

・パワーポジションへの移行

 

パラレルスクワット

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◾︎ 特徴

・一般的にスクワットとして扱われることが多い形。

・お尻が床と平行

・クォータースクワットより大腿後面の筋肉を動員して行うことができる。

ゆっくり降ろし、素早くあげることでパワー(筋力×スピード)のトレーニングになる。

 

 

フルスクワット

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◾︎ 特徴

・最大可動域でのスクワット。

・姿勢維持のため、体幹と股関節周囲筋群の柔軟性及び筋力が必要となる。

・上げる過程で臀部の筋群がより動員される。

 

これらのスクワットのほかには、足の幅をや向きを変えたり、バーベルを前に担ぐことで強化したい目的の筋肉や動作を変えることが出来ます。ただ共通してやってはいけないこととしては、背中が丸まってしまうこと(体幹をキープすることで防げる)とニーイン(膝が内側に向いてしまうこと)です。また、スクワット時には足の中心(支持基底面の中心)に重心を置かないと後ろ側に引っ張られたり、目につんのめるような姿勢になってしまうので注意が必要です。

これらのことを意識してトレーニングや指導をしていくことが重要です。